物流と流通加工の「バラバラ発注」を解決|コスト高と鮮度ロスを防ぐ一元管理の仕組み
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はじめに
「加工費も運送費も、それぞれ一番安い業者に頼んでいるからコストは最適化されているはず」――本当にそうでしょうか?
実は、物流と流通加工を別々の業者に発注すると、その間に大きな「盲点」が生まれます。
業者間を移動させるために発生する「目に見えない横持ち運賃」や、温度管理の隙間に生じる「鮮度ロス」が上乗せされ、結果的にトータルコストが膨らんでいるケースは少なくありません。
近年の物流コストの高騰を乗り切るには、部分最適ではなく、全体を俯瞰した最適化が不可欠です。
そこで本記事では、物流と流通加工を別々に頼むのではなく、すべてを一括で任せる「トータルサポート(一元管理)」へシフトし、トータルコストと廃棄ロスを同時に抑える仕組みを徹底解説します。
目次
個別発注で生じやすい?「物流」と「流通加工」の分断による3つの課題

各専門業者へ個別に依頼すれば、各工程の専門性を高められるように思えます。
しかし、鮮度管理が極めてシビアな「青果」や「チルド食品」においては、業務の分断が効率化の妨げになるケースがあります。
① 加工場から物流倉庫への「横持ち運賃」というコストの発生
まず挙げられるのが、費用面での「効率性」です。
カット加工や袋詰めを行う拠点と、配送用の物流倉庫が離れているケースは少なくありません。この場合、加工済みの商品を倉庫へ移動させるためだけに、余計なトラック運賃が発生してしまいます。
この拠点間移動の費用を「横持ち費」と呼びます。加工賃そのものを抑えられても、横持ち費が上乗せされることで、結果的にトータルコストは割高になりがちです。
② 業者の間でコールドチェーンが途切れ、鮮度が低下するリスク
次に考慮すべきなのが、商品の「鮮度維持」という課題です。
しかし配送業者と流通加工業者が別々の場合、出荷レーンから配送トラックへの積み替え時に、温度管理の「エアポケット」が生じやすくなります。
一時的にでも温度が不安定になると、青果の呼吸量が増えて傷みが早まります。
その結果、売り場に並ぶ頃には品質が低下し、廃棄ロスにつながるのです。
③ 万が一のトラブル時に原因追究が難航し、二重の事務負担がかかる
3つ目は、管理・運用面における現場の負担です。
「届いた商品の鮮度が期待通りでなかった」といったトラブルが起きた際、個別発注では責任の所在が曖昧になり、原因特定に時間がかかります。
流通加工側の要因か配送時の温度管理の要因かの検証に手間取り、迅速な改善が打てません。
さらに発注書の発行や納期調整、問い合わせ対応もすべての業者に個別対応が必要となり、事務作業は二重三重に膨れ上がります。
全てを一括で任せる「トータルサポート」にする4つの決定的なメリット

こうした課題を根本から解消し、効率を大きく引き上げるのが、物流と流通加工の「トータルサポート(一元管理)」です。1つの物流パートナーに工程を集約することで、次の4つのメリットが生まれます。
① 横持ち費がゼロに!トータル物流コストの削減
流通加工の機能を持つ物流倉庫へ一括委託をすれば、同じ施設内で「商品の受け入れ→検品→カット加工・袋詰め→配送トラックへの積み込み」までがシームレスに完結します。
そのため、拠点間を移動させるためだけに支払っていた「横持ち運賃」が不要に。
すべての工程を一本化することで、全体の物流費用を適正化し、トータルでの大幅なコストダウンを実現できます。
② リードタイムの短縮で、どこよりも鮮度の良い青果を届ける
トータルサポートによる最大の武器は「スピード」です。
加工完了後すぐに同一拠点内のチルド配送網へ乗せられるため、店舗や消費者に届くまでのリードタイムを半日〜1日程度短縮可能です。
保管から加工、配送まで一貫した温度帯を維持できるため、商品の劣化を抑え、歩留まりは向上。廃棄ロス削減に直結します。
③ 窓口一本化で、バイヤーや仕入れ担当者の業務を劇的に効率化
物流と流通加工の窓口が1つに統合すれば、発注や数量変更、納期調整、確認連絡などがすべて一度のやり取りで完結します。
事務負担が大きく軽減されるため、バイヤー様や仕入れ責任者様は、新規商材の発掘や販売戦略の構築といったコア業務により多くの時間を割けるようになります。
④ 流動的な物量変動にも柔軟に対応可能
食品流通においては、「明日の特売日に向けてカットフルーツの製造量を急遽倍にしてほしい」といった突発的な変更は珍しくありません。
個別発注では加工業者と配送業者それぞれに連絡し調整する必要がありますが、ワンストップのトータルサポートなら1つの窓口に伝えるだけで製造チームと配送チームが即座に連携し、急な変更にもスピーディに対応できます。
PLネットワークサービス株式会社の強み|流通加工・熟度管理から配送までワンストップ

物流と流通加工の一元管理を成功させるためには、食品・青果に特化した「高度な加工技術」と「自社チルド配送網」、そして多様なニーズに応える柔軟なインフラを高いレベルで兼ね備えているパートナーを選ぶ必要があります。
PLネットワークサービス株式会社では、お預かりした商品のクオリティを何よりも大切にしており、保管、加工、配送までの全工程でコールドチェーンが分断されない「究極のトータルサポート」をご提供いたします。
①職人技が光る「追熟加工」と、最新鋭の設備による「洗浄・異物検知・トップシール加工」
青果の中でも特に流通時のコントロールが難しいバナナやアボカドの品質管理において、当社は最適な状態に仕上げるための専用設備「ムロ(加工室)」を完備しています。
「色付け士」と呼ばれる熟練の職人たちが、その日の気温や天候、果実の状態を見極めながら、色付けの調整を日々細かく実施。店舗に並ぶタイミングで最も売れる「食べ頃」を逆算して出荷しています。
また、店舗に代わって仕込みを行う「カットフルーツ」や「カット野菜」、パッケージ加工の現場では、徹底した衛生管理のもと、最新鋭の専門設備を導入したクリーンルームを稼働させています。
当社の流通加工ラインでは、【洗浄→殺菌→異物除去→異物検知→トップシール加工】までを同一拠点内でシームレスに完結できるワンストップ体制を構築。
これにより、食品の安全性向上とコストダウンを同時に実現しています。
【導入している主な専門設備】
- 食品洗浄機(タイガーカワシマ TD-51): 水流+泡の力で食品を傷つけず細部まで洗浄・殺菌
- 異物探知機(システムスクエア SX2-4074W): 目視だけでは防げないリスクを徹底排除するダブルチェック体制
- トップシール加工機(SEALPAC A7): 優れた密封性で鮮度を維持し、プラスチック削減による環境配慮にも対応
「バナナの熟度管理」についてもっと詳しく
職人が手掛けるバナナ室の具体的な仕組みや、
温度コントロールによる品質管理の裏側については、
こちらの記事で詳しく解説しています。
▶︎バナナの色付けとは?バナナ室の仕組みと品質管理を解説
② 地方産地の販路を広げる「関東のハブ拠点」
地方の良質な青果は関東圏で高く評価されますが、「急な発注への対応」や「距離による鮮度低下」が長年の課題でした。
当社では、検品・リパック・保管・受発注・配送までの全業務を一元管理。関東に在庫・加工のハブ拠点を置く形になるため、量販店からの急な発注にも即座に対応でき、リードタイムの短縮とチャンスロス改善を同時に叶えます。
【特にメリットが大きいお客様】
- 首都圏への販路を拡大したい「地方の産地・出荷組合様」
- 量販店や大型飲食チェーンと直接契約されている「農家様」
- 農家から商品を取りまとめ、首都圏と取引されている「仲卸業者様」
③ 関東圏を網羅する「低温共同配送網」でコスト最適化
丁寧に加工・管理された高品質な商品を、一瞬も温度を上げることなく、そのまま関東圏の確かな低温共同配送網に乗せてお届けできる点が当社の真骨頂です。
埼玉県を中心とした関東全域への強力な自社インフラをベースに、複数のお客様の荷物を効率よく積み合わせる「共同配送」を活用。
高いチルド配送品質を保ちながら、運送コスト低減させます。
「トータルサポート」へのシフトで物流コスト・鮮度ロスの全体最適を
これまでの物流や流通加工のやり方を見直し、「部分最適」から「全体最適」へと舵を切ることは、これからの厳しい食品業界を生き抜くための大切な鍵となります。
配送と加工を一本化すれば、手間の削減だけにとどまらず、「コストの削減」「廃棄ロスの削減」「業務効率化」につながります。
そして、最終的には「売上と利益の向上」へと直結するのです。
現在、
廃棄ロスを減らしたい
物流コストを見直したい
加工や配送をまとめたい
とお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。
貴社の課題に合わせた最適な物流プランをご提案いたします。



